聖路加国際病院理事長 日野原重明 日本未病学会研究センター所長 劉影 著より
朝食を抜くと太りやすい身体になると信じ込んでいる人がいますが、そういう研究報告はされていないと思います。発育期の子どもたちの調査では、1日3回食事をとらないと身体に悪いという報告はありますが、
仕事に追われる40代、50代が、朝食抜きで出かけるのは、今の日本の社会においてはむしろ普通で、朝からゆっくり食事ができるという人のほうが珍しいでしょう。責任ある仕事を任されている人ほど、朝は忙しいものです。

バイキングで、3000円払って
4000円分食べようとする人は
長生きできません−
そんな状況を気に病むことも、また、出勤途中に無理に何かを食べようとする必要もありません。朝食ぐらい抜いたって大丈夫。
もしかすると、「朝食をしっかり食べるより、抜くくらいのほうが調子いい」と感じることがあるかもしれません。実際、先夜の過食を調整するには、朝食を抜くほうが身体に良い場合もあります。
時間短縮のため、ろくにかまないで朝食を食べたり、また、熱いものを急いで胃に流し込んだりしている人がいますが、そのほうが、朝食抜きより胃に負担をかけているといえるでしょう。
大切なのは食事の回数ではなく、“質”です。栄養素は偏っていないか、その量は 自分の生活に見合ったものかどうかという点で判断してください。
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