妻の本音は、夫の親を介護したくない!?

2017年12月12日

男性の多くは介護の問題を自分の都合で考える傾向があるといいます

親に対する情もある、経済的な負担も気になる。そのため、老人ホームに入れたり、介護ヘルパーを頼むことにも難色を示し、「妻が在宅で介護をすればいい」などと勝手に決めこんでしまいがちのようです。

ところが、妻の6割は夫の親を介護したくないと考えているようです。介護は実の親に対してさえ大変なもの。下の世話をはじめ苦痛を伴う仕事の連続。肉体的な疲れや精神的なストレスは相当なものです。

厚労省の調査によると、要介護者に対し憎しみを感じたことがある人は35%以上にものぼるといいます。それが高じて虐待に至ったり、介護する側が体を壊すことも。

そんな大変な役目を、「“嫁”ならするのが当たり前」とばかりに押しつけられたら、たまったものではありません。

他人でしかない夫の親(舅)の介護など、“嫌だ”という妻が大半。夫はこのことを、介護する場合の大前提として頭に入れておく必要があるのではないでしょうか。

配偶者の親の介護.jpg

つまるところ、親自身も(先々の自分も)自立性や、介護にならない努力というものが不可欠になってくるのではないでしょうか・・・。
posted by Dr.ナガシマ at 14:25 | 介護問題

「逆流性食道炎」医療で治すのはあきらめた!

2017年12月07日

一昨年の8月に逆流性食道炎に罹ってしまいました。

「逆流性食道炎」というのは、胃のすぐ上の噴門(下部食道)の締まりが悪くなり、食後などに、食道へ胃酸が逆流してしまうんですね。食道は胃と違って胃酸から守る機能を持っていません。だから、食道が侵されて荒れてしまうわけです。これが続いて、悪くすれば食道がんの原因にもなります。

私の場合、みぞおち部分の鈍痛が続いて夜も寝られないという状態。そこで、胃腸専門のクリニックに通いました。でも結局、オメプラソールという胃酸抑制薬をくれるだけ・・・。

ゲップも酷く、咽が痛くて声もかすれてきます。思いあまって市販の咽スプレーを買い、度々つけていると多少は治まるのですが・・・。

内視鏡の検査もやって、幸い食道がんの疑いもなく少し安心しましたが、症状の方はほとんど回復しません。市販薬ではなく、もっといい咽スプレーを処方してもおうと医師に頼むと、耳を疑う返事がかえってきたのです。
「それは、耳鼻咽喉科にいってもらえますか」。

えっ! だって逆流性食道炎に咽の炎症というのはつきものじゃないの?? 
しかし、すぐ納得しました。人の体を部分として診るだけで、全体としては捉えられない。まさに、これが現代医療なんだと・・・。 

「薬を飲めというだけ。しかも、その薬もちっとも効かない。根本的な治療法のアドバイスもない」。
結局、医療で治すのはあきらめました。もちろん薬も自ら中止! 
そうなれば自分自身で治すしかありません。

まずやったことは、食事の量を減らすこと、これが最も効果があると思われます。そして、よく噛み、口の中でドロドロの状態にして、胃には負担をかけないようにすること。
このため、夕食にご飯は止めることにしました。なぜなら、ご飯は十分によく噛めないし、また消化も悪いと考えられるからです(糖質制限食にもなりますね)。
かわりとして、サツマイモの蒸かしたのを1/2本程度食べるようにしました(通じも良くなります)。

幸いなことに、私の1日の食事はBOSS法にしたがったものです。だから食事量が減っても、栄養摂取や栄養バランスに対する不安はまったくありません。朝は「サプリタイム(プロテイン中心の栄養補給食)+果物」、昼は「パン食+野菜サラダ+果物とサプリタイムをミキサーした飲料」。
したがって、胃腸に負担の大きい食事は夕食だけなんですね。

さて、おかげさまで、逆流性食道炎の症状はほとんど治まりました。
もう2年経ちますが、もちろん医療にもかかっていないし、薬も飲んでいません。

それこそ逆流性食道炎も「生活習慣病」。自分で治す病気の典型かもしれませんね!

BOSS法の食事に『サプリタイム』
posted by Dr.ナガシマ at 10:29 | 健康の考え方

医者が書く“一般書”は疑問だらけ!?

2017年12月04日

医療関係者に病気が多く、また医者の家族にも病気もちの人がいるというのはよく聞く話です。
医療関係者は治療や薬などの専門家であって、栄養学や健康に関することは、ほとんど勉強していないし、知識があまりないに等しいといってもいいと思います。

例えば、わたくしが知っている医者でも、減量しなければならない患者の食事療法については、外部の栄養士に(丸投げで)外注しているというような状況でした。

ちなみに、私のところに(ダイエットで)相談に来る方の中には、看護師さんもいますし、医師もいます。実際、医師が患者にダイエットをすすめようとしても、具体的にどうやってアドバイスしたらいいかもわからないし、また、その経験も実績もほとんどないと思います。

スポーツドクターの辻秀一氏は次のように述べています。

健康を意識する人より病気になってから初めて自分の健康に気を使い出す人の方が多いのは確かです。
でなければ、医療業界はもっと治療ではなく予防に力をいれるはずです。

多くの医者、病院、医療施設は、病んだ人をケアするために存在します。

予防はもとより、もっと健康になりたい、健康のために何かできることをしたい、と考える人が、病院へ行っても相手にしてくれません。

医者からは「症状が出てから来てください」と言われてお終いです。


つまり医師は、治療の専門家ではあっても、健康法の専門家ではありませんね。
そういった医師が、「医者が教える健康法や食事法」などの(専門書でなく)一般書を出版するのです。自身の名前を売りたいのか、印税が欲しいのかはわかりませんが・・・

こうした医師が書く本の(点数が低いほうの)評価の内容について紹介いたします。
私もふつうは、低い評価を参考程度にしているのですが、今回に限っては、こちらのほうが賛同できるからです。

買わなくても良い
医者が書く本にしては語彙力の欠如が見られますし、本の内容もさほど深い内容ではない。運動やトレーニング等に関連する知識がそれほどないのにも関わらずそれらを否定しているところが読んでいて非常に不快でした

論外
「肉など自然の食べ物には含まれていない「つくられたタンパク質」は、大事な腎臓を悪くする可能性があります。」この一文だけで、筆者に如何に科学的根拠が無いか分かってしまいます。現時点で、プロテインパウダーとして使われてる原材料は牛乳若しくは大豆です。どちらとも天然由来の食品です。

だいたい、そんなこと言い出したらチーズだって駄目になる。牛乳から分離したホエイはプロテインパウダーなどの原料になりますが、同様に分離したカードはチーズの原料ですよ。
プロテイン害悪説を唱える輩は、その殆どにおいて最適摂取量を知りません。この筆者も同様です

エビデンスは?トンデモ本かも
帯に「医学的エビデンスに基づいた」とありますが、肝心のそのエビデンスの出典すら書いていない箇所も見受けられます。これでは、個人の見解にすぎないと思われても仕方ありません。少なくとも私はそう思いました。

脂肪は食べても太らない?
なぜちょこちょこ食べたほうが太らないのでしょうか? 売れる本にするために、このような過剰な表現はある程度仕方がないこととは思いますが、説明足らずで読者に不親切です。これらを鵜呑みにしてしまう読者がいるかもしれません。

「100歳まで生きる人に共通するルール」の中に、「医者を選ぶ」こととありましたので、私はこの医者は選ばないと思います。

またか。
信用度は低いです。絶対と言う事はあまり無い筈です。まぁ新聞社の責任も問いたいけどレベルが、低すぎる


嘘。消費カロリー(基礎代謝+運動消費)より多く食べれば太り、少なく食べれば痩せる。それだけです。

完成度低い
見出しだけ見ると大体は知っている内容でしたが、詳しく読んでいくとなるほどと思いました。ただ、いくつか矛盾を感じる記述があり、読んでいて混乱します。例えば、
・食べないほうがよいと書かれていた食材が、採るべき栄養を豊富に含む食材の例としてあげられている
・チーズ以外の乳製品を否定しながら、あとでヨーグルトを勧める
・食事でコレステロールはほとんど変わらないと書きながら、あとで動物性タンパク質やヨーグルトはコレステロールが上がるから程々にしろと言う、

等々。著者の考える健康と長寿のための食習慣がこれでもかと詰め込まれていて、為になるものの、まとまりに欠け、推敲が不十分という印象。1500円出して買ったのは失敗でした。

怪しいこと極まりない
サブタイトルの「最強の教科書」、帯の「常識はウソだらけ」。本を開いてみれば章題を赤枠で囲ってみたり、重要箇所は色字で示して、まるで受験の速攻参考書みたいだな。「○○万人を超える臨床経験」と言っても、(1日に接する患者数)×(医者として過ごした日数)なのだろうから、延べの数字であって重複する患者さんもいるはずだ。

眺めてみて感じるのは「多くの人に健康になって貰いたい」という願いじゃなくて、「何としてでも売りたい」という根性だけだ。今売れている本らしいが、2年も経てば、読者からも書店員からも忘れられてしまうだろう。
posted by Dr.ナガシマ at 11:09 | 健康の考え方