2011年09月28日

『1日3食の間違い』 聖路加国際病院理事長 日野原重明

『病気にならない15の食習慣/楽しく生きる長寿の秘訣』
聖路加国際病院理事長 日野原重明 日本未病学会研究センター所長 劉影 著より


朝食を抜くと太りやすい身体になると信じ込んでいる人がいますが、そういう研究報告はされていないと思います。発育期の子どもたちの調査では、1日3回食事をとらないと身体に悪いという報告はありますが、

仕事に追われる40代、50代が、朝食抜きで出かけるのは、今の日本の社会においてはむしろ普通で、朝からゆっくり食事ができるという人のほうが珍しいでしょう。責任ある仕事を任されている人ほど、朝は忙しいものです。

病気にならない15の食習慣 表紙m.jpg



バイキングで、3000円払って
4000円分食べようとする人は
長生きできません−








そんな状況を気に病むことも、また、出勤途中に無理に何かを食べようとする必要もありません。朝食ぐらい抜いたって大丈夫。
もしかすると、「朝食をしっかり食べるより、抜くくらいのほうが調子いい」と感じることがあるかもしれません。実際、先夜の過食を調整するには、朝食を抜くほうが身体に良い場合もあります。

時間短縮のため、ろくにかまないで朝食を食べたり、また、熱いものを急いで胃に流し込んだりしている人がいますが、そのほうが、朝食抜きより胃に負担をかけているといえるでしょう。

大切なのは食事の回数ではなく、“質”です。栄養素は偏っていないか、その量は 自分の生活に見合ったものかどうかという点で判断してください。


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posted by Dr.ナガシマ at 16:53| ダイエット

2011年09月26日

【解説】「まったく・・・」どころではない。なんと、この馬鹿で無知な男達は・・・!

栄養バランス
まったく男ってやつは・・・

「小太りなのに・・・」と、その青年は言った。
「小太りなのに、こないだ栄養失調になったんですよ。体調があまりにも悪いんで、病院に行って検査してもらったら、そう言われて。思わずお医者さんに聞いちゃいましたけどね。

『えっ、小太りなのに?』って。どうやら、一人暮らしで外食ばっかりで、安く済むからつて、具のほとんどないカレーライスや牛丼を食べてたせいらしいんです。腹にはしっかりたまるんですけどねえ・・・・・・」
青年は声を落とし、この世の深淵な謎を教えてしんぜよう、という顔つきで、
「“カロリー"と"栄養"はちがうものなんですよ」
「・・・・・・知ってるよ!」
「えっ? 知ってるの? みんな?」
みんな知ってるよ!
まったく、男ってやつは。

その話を聞いた帰り道に、ふっと思いだした。編集さんたちとゴハンを食べに行ったとき、痛風持ちの男性陣がワインをがぶ飲みしていたことを。男ってやつは・・・・・・
(女達はいつだつて心配してるのに・・・・・・).。

おや。そのせいでさらに思いだした情景がある。通っていた空手道場主催のバーベキュー大会でのことだ。海辺に集まって火を起こし・・・・・・いざ肉を焼こうと袋を開けると、なぜか牛コマばかり何キロも出てきた。が、男達は気にすることなく、コマ切れ肉にタレを振りかけて炒めては、ビールでグイグイ流しこみ始めた。
「やっぱり肉だな」
「おう、肉だよな」
誰も野菜を食べない。女性陣がおいしい焼きそばを作った頃には、男達は満腹になり、野菜と炭水化物を炒めたものになんて1ミリの興味も示さず・・・・・・つぎつぎにザブーンと海に飛びこんでいった。

あっ、お酒を飲んですぐに水に入ったら、危ない・・・・・・と思うまもなく、一人が全身に蕁麻疹(じんましん)を出して真っ赤に腫れあがって倒れ、救急病院に運ばれていった。その大騒ぎを横目に、女達は黙って焼き』そばを食べていた。と、一人がボソッと・・・・・・「男ってやつは!!」。まったくねえ・・・・・・。

食育、という言葉を知ったのはそう昔ではないけれど、やっぱり美容と健康が気になって、色の濃い野菜と薄い野菜、蛋白質も肉に魚に大豆に、とバランスを考えながら、日々のゴハンを粛々と食べている。やつらからは「つまんねえこと考えて生きてるもんだなぁ。女ってやつは」と言われそうだが。もぐもぐ。

『2011年(平成23年)9月24日土曜日 朝日新聞
作家のロ福  桜庭一樹』より、全文掲載。



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posted by Dr.ナガシマ at 19:15| ダイエット

2011年09月01日

早期発見では遅い! 健康サイドからみた“がん”等

生活習慣病とは、何年も、何十年にもわたる悪い生活習慣や生活環境(食品添加物、農薬、有害重金属汚染等)によって体内が汚染され、蝕まれた結果として病状が現れてきたものです。だから、病院に行くようになった時点では、すでに病状が相当に悪化しているか、あるいは進行していると考えた方が妥当なのです。

特に、がんの場合はなおさらです。
医師は早期発見と言うかもしれないが、それはあくまで治療しやすいか否かという“治療サイド”からみたことで、“健康サイド”からしたら、かなり末期的な症状であると言わざるをえないのです。

医師とレントゲン写真.jpg

実際、早期がんで1p大といっても、そこまでがんが成長するに10年ぐらいの歳月がかかっています。さらに、そこから末期がんの大きさになるのに3年〜5年です。

がん細胞の増大プロセス.jpg

つまり、病状が隠されていてわからなかっただけで、健康(=予防)の観点からすれば早期でもなんでもない、むしろ遅すぎるのです。

しかも、がんをはじめとした生活習慣病は、必ず生命に危険をおよぼします。

奇しくも、6割もの人たちが生活習慣病で死んでいます。その一方で、7割の人たちが楽観的な考え方を持っていようです(アンケート調査結果を参考)。
これには相関関係があるように思われます。結局、楽観的で安易な健康観を持っている人たちほど、がんはをはじめとした生活習慣病になっている可能性が高い、と結論づけられるのではないでしょうか。



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posted by Dr.ナガシマ at 11:54| 生活習慣病

2011年08月30日

人は、なぜ“たんぱく質”を摂らなければならないか?

カリフォルニア大学医学部教授 デビッド・ヒーバー著「L.A.シェイプダイエット(大豆プロテインダイエット)」を参考に

1日に総カロリーの29パーセント(2000kcalの場合、約60g)にあたる「たんぱく質(プロテイン)」を摂るべきだとする根拠は、一体どこにあるのでしょうか。また、たんぱく質が減量に効果的だという証拠は?


いろいろな種類の食べ物が空腹を抑制する


人間の感じる空腹には2種類あります。一つは精神的なもので、この場合、どんな食べ物を持ってしても抑制することはできません。もう一つは肉体的なもの。こちらは、さまざまな種類の食品を食べることで、食品から出てくる生体信号が空腹を抑制するとされています。
人間の行動には、食べるという行為も含めて、すべて肉体的なものと精神的なものの両方が関わっているのです。

このため、精神的には脳の信号を無視することもできるわけです。
そうした中で、たんぱく質は食欲を抑制する栄養素となっています。そのメカニズムはどうなっているのでしょうか?


プロテインだと、食べながら痩せることが可能


飢餓状態を切り抜けるというのは、人間にとって非常に重要な問題です。このため、(食欲に対して)少なくとも30〜40のシステムが相互に作用しているものと考えらます。
したがって、「好きなだけ食べても痩せられる」などという薬やダイエット食品は存在しないことがわかります。食欲に対する、これらの全システムを遮断することは不可能だからです。

しかしながら、プロテイン(たんぱく質)を利用し「食べながら痩せる」ことは可能です。プロテインを飲むと食欲を抑える強い信号が出るからです。
炭水化物よりも脂肪よりもその効果は強く、数時間、あるいは1日中、そして数カ月間で考えても、食欲を抑える効果は、たんぱく質が断然強くなっています。

プロテインを飲むマンガ.jpg


体脂肪を減らすことのできる栄養素
 

また、プロテインは筋肉量を増やすことができるために代謝も上がり、消費するカロリーも多くなります。
しかも、プロテインは多く摂取しても炭水化物のように体脂肪として蓄積されにくく、ダイエット後に減量した体重を維持していくためにも有効です。
プロテインドリンク.jpg


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posted by Dr.ナガシマ at 11:16| ダイエット

2011年08月11日

運動後の疲労回復を早める裏技は『牛乳!?』

NHK総合テレビの「ためしてガッテン」で、『暑さに強くなり、運動後の疲労回復を早める裏技』というのが放送されました。
この裏技を発見したのは信州大学大学院医学系研究科の能勢宏教授。運動直後に牛乳を飲むと、血液中のアルブミンが増加して体温が上がりにくくなるというのです。

アルブミンには水分を引きつけるという働きがあり、血液中のアルブミンは体内の水を集めて血液量を増加させます。とくに暑いときには皮膚表面の血流量が増加します。血液量が多くなると、汗は血液中の水分が材料なので汗をかきやすく、体温が上がりにくくなるのです。

なぜ、牛乳を飲むとそうなるのか? 牛乳に含まれるタンパク質がポイント。牛乳のタンパク質は体内への吸収性が良く、しかも運動直後に手軽に飲めるというのがオススメの理由。ヨーグルトでもオーケーだそうです。

運動後の疲労回復にも牛乳が良いという報告がなされています。
名古屋大学総合保健体育科学センターの佐藤祐造先生らの研究では、
@水
A電解質を含んだ市販のスポーツ飲料  
B牛乳
のうち、どれが一番効果があるかを実験しました。

結果は・・・、
牛乳>スポーツ飲料>水 という順でした。

たんなる水は、血糖も上昇しないがインスリン上昇しない。つまり、疲労回復にはほとんど影響を与えません。

スポーツ飲料は、運動直後に多量に飲むと血糖が急上昇するので、糖尿病にかかっているひとやその傾向にある人の飲用には注意を要します。また、疲労物質とされる乳酸の低下も遅く、疲労回復効果は思ったほど高くありません。

これに対して牛乳は、乳酸の低下速度も比較的早くなりました。

ちなみに、アルブミンは血漿タンパクの約6割を占める血中で最も重要なタンパクの1つ。牛乳の場合、運動終了後の1時間以内に400ml〜600ml飲む必要があるとのこと。

では、「筋肉の回復」に対してはどうでしょうか?

運動後30分〜1時間以内は、体内での成長ホルモンの分泌がさかんになり、筋肉の合成が活発になります。この時間帯は、いわば「体づくりのゴールデンタイム」ともいわれ、十分なタンパク質を補給できれば筋肉の成長を促すことができます。

そうなると、筋肉の回復にも牛乳に含まれるタンパク質の効果が期待できるわけです。

ところが問題がないわけではありません。先ほどの研究結果でも、運動直後の牛乳は400〜600ml飲む必要があります。この場合のタンパク量は13.2〜19.8グラム。ところが、摂取カロリーは282kcal〜423kcal(低脂肪牛乳では194kcal〜291kcal)にもなってしまいます。

さらに、運動で多くのエネルギーを分解するときに不可欠なビタミンB群、あるいはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの摂取も重要です。これらの栄養素は運動時に激しく消耗するので、運動後に補給すると細胞の働きを早めに正常化させて疲労回復を早めることができます。もちろん筋肉の回復に対しても同様になります。

これらビタミンB群やミネラルの含有量やバランスについても、牛乳はそれほど優れているとはいえません。


牛乳の栄養グラフ.jpg


やはり運動後に対するタンパク質やビタミン・ミネラルの補給には、『サプリメント』を利用することが最も望ましいのです。

サプリタイムバニラの栄養グラフM1.jpg


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